「UTパベック」という派遣会社をご存知ですか。
あまり聞き馴染みのない方も多いでしょう。それなら「UTエイム」という文言を求人雑誌等で目にかけたことはありますでしょうか。派遣会社の経験がよくある方ならなおさら聞いたことがあると思います。
「UTパベック」は「UTエイム」と同じグループの派遣会社です。筆者が働いている途中にパベックがエイムになってパベックの名称が無くなるとは説明は受けていましたが、どうでもよすぎたので聞き流していました。
はい、という訳で筆者はUTパベック(現エイム?)の派遣会社で8ヶ月ほど働いていました。場所は大阪です。この記事ではその感想を述べていきます。
※筆者は8ヶ月で辞めましたが決して否定的な内容ではないつもりです。仕事が合う合わないはやはり人それぞれです。
目次
UTパベック(エイム)どういう派遣会社?
大手で全国各地に拠点
UTエイムは国内に25拠点、海外に1拠点をおく、日本の中でも大手の派遣会社であることは間違いないです。
拠点一覧の詳細はこちら
なので心機一転何処かの街で働きたい、東京や大阪のような都会に引っ越したいなどの願望がある方ならうってつけかもしれません。私も他にも理由はありますが、大阪に住んでみたいという欲もあり広島から大阪に引っ越しました。
私の場合引越し費用は自己負担ですが、4万円の家賃補助をしてくれました。寮ではなく、一般物件を会社名義で借りているので引越し等で関わる書類の手続き等は一切なかったのも楽でした。
向いている人
新たな土地で頑張ってみたいという方
家賃補助で貯金したい方
正社員?
UTエイムの売りとしては派遣会社でありながら、無期雇用が採用されています。派遣は3年までといった煩わしさは無くなります。
正社員と謳ってはいますが仕事内容的にはUTエイムが企業から仕事を貰っている、協力している点から正社員の文言には「?」がつきます。
たとえ派遣先の現場が無くなっても全国どこでも仕事にあるので困ることはないでしょう。
また年に2回片手ほどのボーナスが貰えます。3ヶ月か半年働けば入社祝い金を貰えるところもあります。福利厚生も充実しているので他の派遣会社より手厚い支援、バックアップがあることは間違いないでしょう。
私が所属していた事務所の方の対応は真摯に話を聞いてくれるばかりでしたので今でも感謝しています。仕事現場は自分には合いませんでしたが( ゚Д゚)
向いている人
無期雇用で安心して働きたい方
正社員並みの待遇を受けたい方
製造業に強い
UTエイムの主な仕事内容といえば製造業がほとんどになります。製造業は現場によっては職人気質や、男性だけしかいない職場といった印象ですが、筆者の現場の場合まさにそうでした。
また製造業の場合交代制が多く、4勤2休・一週間日勤で次週が夜勤といった具合に夜勤が絡んでくるケースが多いです。
4勤2休となるような働き方の場合12時間勤務と長時間労働が発生します。
日勤だけの仕事もあるにはありますが、給料的は下がることなります。
向いている人
製造業で技術を身に付けたい方
夜勤で稼ぎたい方
夜勤と長時間勤務が大丈夫な方
はい、ここまでUTエイムの主な3つの項目をお話しました。
「全国に仕事がある」「正社員並みの待遇」「製造業」
これが私の持っているUTエイムのイメージですね。次は私が実際にUTパベック(現エイム)で8ヶ月働いてみて思ったこと、気づきなんかをはお話していきます。
UTパベックで8ヶ月働いた筆者の個人的な感想
UTパベックを選んだ経緯
まずUTパベックという会社を選んだ経緯からですが前項でもお話したとおり、住んでいる場所を変えたかったんです。
30歳過ぎたあたりからこのままこの田舎で死ぬのかと考えるとゾッとしたのを今でも覚えています。その田舎で違う仕事にしても大して変わらない、ならいっそのこと都会へ行ってみよう考えるように。
広島から大阪へ31歳ながら私は引越しするという決断をしました。東京は物価が高すぎるので第2の大きい都市である大阪にすることはあまり迷いませんでした。他にも大阪を選んだ理由もありますが、ここでは不純なので割愛します。
ただ正直派遣会社はどこでもよくて、仕事があり住める場所を提供してれる派遣会社であれば本当にどこでもよかったです。字に起こすと結構親切なことではありますよね。
8ヶ月で辞めた理由
私は大阪に引っ越して8ヶ月でUTパベックを退社しました。自己都合退職で会社には本当に迷惑をかけたと思います。
辞めた理由しては
- 仕事が合わなかった
- 夜勤が辛かった
- 馴染めなかった
です。完全に社不感満載な理由ですが、私はどうしても続けることができなかったですね。まぁそれでも8ヶ月もよく頑張った方だと思います。
①仕事内容が合わなかった
私が配置された現場はとにかく暇でした。暇というか自分にできることが無いというイメージです。任される仕事は限られていました。
そうした暇な時間が12時間も続く訳ですから、時間の経過がとてつもなく遅くてメンタルが相当やられました。「仕事にやりがいを求めるな」と誰かが言っていたと思いますが、少しのやりがいがないとさすがに続けられないと実感しました。
半年経過しても私のできることはごくわずかでこの時に「もう辞めよう」と決断しました。そこから3ヶ月は次の物件探しや準備などに充てていました。大阪という初めての土地だったので慎重には探しました。
②夜勤が辛かった
①でもお話しましたが仕事へのやりがいがないので夜勤のメンタルは虚無状態といったところで心ここにあらずです。仕事への情熱のようなものは一切私の中にありませんでした。
夜勤はそのメンタルの状態が12時間続くわけですので辛すぎたのです。
③馴染めなかった
製造業の場合、職人感が強い人の現場を取り仕切ってるのでアットホーム感は皆無です。長年勤めている人ならば馴染めるかと思いますが、入社したばかりの私のとっては現場の空気感も合いませんでしたね。
現場的にも仲の良い人には教えるといった空気も感じ取れたのでそれも辛かったですね。ただ私自身が馴染もうと努力しなかったことも問題ですが。
最後に
私が所属していた現場では20代前半の大卒したての方がいました。その方は親切丁寧な受け答えでしたが、どこか割り切って仕事をしている風に見えました。
「なぜこの仕事をしているの?」と聞くと
「お金を貯めて東京へ行くため」と言っていました。
東京で働きたい職種があると言い、確かフリーランスになれるよなIT系の仕事だったと思います。
「〇〇万円貯まったらやめる」とも言っていました。
やりたいことがあるのでお金を貯めるという考え方に私は直面して本当にカッコいいなと思いました。
なのでUTパベックのような大手の派遣会社では、家賃負担や夜勤で手取り的にも多くもらえます。地道に貯金すれば1年でも結構溜まる額かと思います。
ある程度「お金のため」と割り切って働くことができれば続けられると思います。私のようにやりがいを求めている時点でもう間違いだったのかもしれません。