「人は話方が9割」という本をご存知でしょうか?
私は20代の時は人と話すことへの苦手意識からか良好な人間関係は築けませんでした。30歳になり手に取ったこちらの本。もっとはやく手にしておけば会話に対する苦手意識が変わって今とは違う人生を送れていたんじゃないかと思います。
それほど自分の為になる本書でした。
33歳になった今でもこの本の力は効いており、まさに人生に役立つバイブルだと勝手に思っております。
そこで今回は「人は話し方が9割」という本を読んで私なりに為になった箇所をお伝えします。
「人は話し方が9割」を読んで為になったこと
著者:永松茂久氏
- 大分県中津市生まれ
- 人財育成JAPAN代表取締役
- 全国で多くの講演、セミナーを実施
自己肯定感を高めることから始める
なぜ会話に苦手意識があるのか。それは子供時代が現在まで相手の否定的な言葉を真に受けてしまったことが影響しています。
まず取り組むことは会話に対する自己肯定感が低い状態から高い状態にもっていくことからスタートです。
①否定しない空間を作る
最初にすることは普段の会話の中で相手の言葉を決して否定しないことを本書ではすすめています。
否定なのない空間を作ることから意識していきます。
相手の言葉を否定しないでいるとおのずと相手も自分の言葉に否定しないようになる、人間とはそういうものらしいです。
②笑顔で頷く
笑顔で頷くと聞くとコミュ力低めの方にとってはハードル高めでしょう。ただ否定の無い空間を作れることが出来れば、おのずと笑顔の数は増えてきます。まずは頷くことだけを取り入れてもいいでしょう。
③プラストーク
プラストークとはポジティブな発言しかしないといことです。
ネガティブな発言をしたら相手の方もネガティブな発言な発言をしてしまいがちです。みなさんも一度は経験があるのではないでしょうか。
「否定しない」「うなずく」「プラストーク」の3つで話方は劇的にうまくなる
37p.100%好かれる話し方のコツ03より引用
話し方は「聞き方が9割」
本書タイトルは「話し方が9割」です。自分がどう話すかを教えてくれることを皆さんは期待していることでしょう。
しかし著者は「聞き方が9割」と述べています。一体どいういうことか見ていきます。
人は基本的に自分にしか興味が無い生き物
まずなぜ聞き方が9割なのか?それは人は自分のことしか興味がない生き物だからです。
極端にいいすぎかもですが皆さんは本音の所はどうでしょうか。
自分に好意的に接してくれる人は絶対的に好きになりますよね。だから話し方は聞き方が9割大切だと著者は述べています。
これ結構意外じゃないですか、目から鱗というか。会話が苦手な時って自分がどう話すかに思考が行きがちですすが相手を主役にして聞き役に徹するとが重要だと。
確かに自分のことばかり考えている相手と話しても楽しくないのは共感できますね。
人は自分に深い関心を寄せてくれる人を好きなる
37p.100%好かれる話し方のコツ04より引用
「話す力」より「聞く力」を磨く
37p.100%好かれる話し方のコツ05より引用
「人は話し方が9割」を読んで会話が楽になった
本書ではこのあとどう聞くのか応用編が続きます。
拡張話法、感嘆詞、会話中に意識しておくこと、使える一言、仕事に役立つ情報もこと事細かに丁寧に述べられています。
また筆者の体験談も交えて聞き方を変えたことで人生好転したエピソードもまた面白いです。
私はこの本を読んで明らかに会話に対する苦手意識が薄まりました。20代の時は何を話せばいいんだろう、楽しい会話しなくちゃなど、妙なプレッシャーを感じて会話しようとしていました。
これでは会話どころではありませんね。
まずコミュ力に全く自信が無い方は、「否定しない空間を作り」「頷き」「プラストークをする」ことを意識してみるといいかもですね。
そして本書でもあるように聞くことに徹することを意識して会話をすれば、会話が自ずと楽しいものになっていくでしょう。