私は二十歳からの2年間半導体の工場で働いていました。
半導体を製造している会社は大手で、その中の請負の会社に私は勤めていました。請負の無期雇用の契約社員という形だったかと。当時は若くて雇用形態とかあまり気にせず働いていました。
働き方は4勤4休。一般の方からしたら特殊な働き方です。今回はこの経験をシェアしてどなたかのご参考になれればと思い書いていきます。
4勤4休ってどうなの?
4勤4休の働き方とは
日勤 | 日勤 | 夜勤 | 夜勤 | 休み | 休み | 休み | 休み | 日勤 | ・・・ |
こんな感じで月の半分が休みとなる働き方です。一見「4日休み最高じゃん」と感じる方もいるかもですが、実際に4勤4休で働いてみて不満やデメリットにに感じることがありました。
休日出勤が多い
私の会社の場合ですが休日出勤の多く、月4~6日要請されることもありました。4日休みというメリットはこれで無くなります。
給料が安い
4勤4休の働き方だと給料が安くなります。半導体の工場勤務では手取りで18万~20万ぐらいになります。もちろん休日出勤すれば20万は超えることになります。
4勤4休は体調を崩しやすいのか?
「はい、崩しやすいです」
私は4勤4休の働き方をしてから体調を崩すことが増えてきました。下痢ばっかしてた日もw。合う合わないがありますが、夜勤はやっぱり体に良くないんですよね。
夜勤明けは寝れない?
「はい、夜勤明けはぐっすり眠れません」
夜勤明けはぐっすり眠れることはありませんでした。日中にカーテンを閉めて真っ暗にしてもぐっすり眠れることは私の場合はありませんでした。
このように4勤4休みの働き方は手取りが少ないので休日出勤する必要があったり、体調を崩しやすかったり、いうほどメリットを感じることがありません。
半導体の業務はキツイ?
4勤4休については分かりました。
半導体の仕事じたいはどうでしたか?
楽だなと感じる時もあり、キツイと感じる時もありました。先に楽だなと感じる時を書きます。
楽だなと感じる時
楽だなと感じる時
- 座り作業
- 空調の効いた工場
- 食堂がある
座り作業
立ち仕事、座り仕事と分かれていましたが、私は座りながらの作業だったためこの点は体力的には助かりました。
空調の効いた工場内
空調の効いたクリーンルーム内の作業で決して汗をかく仕事ではありません。中には1日中歩き回っている人もいましたがこれは少数派です。基本的には重労働なことはせず、黙々と作業する感じでした。
食堂
大手の工場になると食堂は必ずあるはずです。私の勤めた工場は食堂がかなり充実しており、1食300円でお腹一杯になる量で、おまけに味も旨かったです。日中だけではなく夜勤も営業していた為、食事を準備する面倒くさいのが無くなるという点では良かったです。
キツイと感じる時
きついと感じる時
- 12時間勤務
- 単調作業
- 休日出勤
12時間勤務
工場勤務の交代制は大体12時間勤務が基本です。つまり24時間機械がフル回転という訳です。この12時間勤務がわりときつかったですね。「長い‼」「まだこの時間かよ」と気にするばかりに余計に長く感じました。
単調作業
12時間勤務+単調作業のおかげで体感時間はさらに長く感じました。
私の仕事は1度仕事を覚えればそこからずーっと同じ作業の繰り返しでした。3ヵ月でその仕事を覚え、それ以降仕事の幅は一切広がることはありませんでした。
休日出勤
上記でも書きましたが、休日出勤を強要されることがありました。断りにくい風潮だったため仕方なしにOKしていました。ただガチで断るメンタルの持ち主もいます。
休日出勤は最悪の場合6連勤、場合によっては連休の中日に入れられることもありました。あくまで私の会社の場合です。
向いている人

メリット、デメリットは仕事ですから当然あります。この4勤4休の働き方について思うのは個人の考えによって向き不向きは違ってきます。
お金を稼ぎたい人は向いていない
休みに重きを置いている人は向いている
という考え方の違いです。
最後になりますが私は20歳と若い時に働いていましたが、若い人にはおススメしないのが本音です。若い人はもっと視野を広げて色んな仕事に挑戦した方が良いです。20歳の自分に言ってやりたい。